競馬大学ネコ学部

馬と猫を愛する40男が競馬遺構巡りを中心に綴ります

足利競馬場①

足利競馬場を想う時に

三人の人物が脳裏をかすめる。

 

1人目は2943勝ジョッキー岡部幸雄

幼少のころ、祖父に連れられ通った足利競馬場

騎手になる夢を育んでいった。

 

2人目は地方競馬場巡りのバイブル、

草競馬流浪記』を記した山口瞳氏。

 

3人目は地方競馬の魅力をコミカルに紹介する迷著(?)

地方競馬めぐり』の足利競馬場の項で寄稿している

カメラマンの前田祥久氏。

 

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山口氏は足利競馬場の事を『近くて遠きは足利競馬』と紹介している。

また、前田氏は高校生の時に地元名古屋から夜行列車で

足利競馬場に通ったエピソードを記している。

 

前田氏と同様に自分も高校生の時から競馬にのめり込んだクチだが、

正直北関東三場の競馬には見向きもしなかった。

バカバカバカ。

当時の自分に会えるのなら伝えたい。

中央競馬至上主義は捨て、

北関東HOT競馬3場、足利、宇都宮、高崎競馬場に行けと。

 

もはや後の祭り。足利競馬場が廃止となり、

18年の月日が経過している。ああ恐ろしや。

現在、競馬遺構としての面影は皆無だが、

一度は訪問せねばと重い腰を上げたのが2021年1月3日。

夜も明けぬ闇の中に飛び出した際の外気温はマイナス8度。

高崎行の電車に飛び乗った。

 

高崎駅両毛線に乗り換え、

赤城山を左に眺めて途中、国定忠治木枯し紋次郎所縁の国定駅

国定忠治はレ〇プしたり何だかんだで悪人だよなぁなどと思いを馳せながら、

7時過ぎに目的の山前駅に到着。

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見事なまでの冬晴れ。

ただし気温はマイナス4度。

 

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この小さな駅も足利競馬開催時は賑わっていたんだろうか。

 

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駅前の県道を東に進みます。

 

へ続く。

 

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